太陽のあなたへ

あなたとわたしへのメッセージです。

泣いているあなたへ

わたしはこの一ヶ月ほど

毎日のように家で泣きつづけています。

食べても泣く

歌っても泣く

化粧水をつけながらも泣く

いろんな日常動作が

だからここのところややゆっくりです。

 

こんなにも深く愛しているあの人のことを

同時にこんなにも深く憎み続けている。

そんな自分の心の不思議に戸惑っている日々です。

 

憎しみはとても根深く強いエネルギーで

一体どれだけこの身体を震わせて泣けば

この気持ちは成仏するのかなと

途方に暮れちゃう。

 

いつかは必ず成仏する。

それだけは確信しているのだけどね。

 

ああきっと

わたしひとりの身体では小さいから

この大きな憎しみをいっぺんに上にあげられない。

そこはもう人間なんだからしかたがない。

一応これでも人間女子なので

こいつらを成仏させるためだけに

巨人になんかなりたくないし。

かわいくもありたいし。

 

そうするとさ思うわけ。

わたしと似たような理由で泣いているひとが

いまどこかにいたとして

そんな人がいてくれたらそれはもう無条件に

勇気あるお人好しの仲間だなあと思うわけ。

 

だってこれかなりのエネルギーと時間がいる。

人間としてやりたいこと

本当はそれぞれいろいろあるはずなのに

その貴重なエネルギーや時間を

身を震わせて成仏に費やしている。

 

憎しみは別に誰の持ち物でもなくて

だからまあ興味なければスルーできるのに

それでも自分から掴んで相手して泣いちゃう。

なんかきっと深い動機があるんだよ。

深すぎて思い出せないけどきっとね。

わたしにもあなたにもさ。

 

だからもし泣きたいような気持ちを抱えて

我慢している人がいたなら

ちょいと協力してもらえないだろうか。

どうせ泣きたいのだったらば。

一緒に泣いてみませんかねえ。

そうしたらもしかしてひょっとしてさ

憎しみの成仏の時が

予定を前倒しして早くやってくるかもしれない。

 

そんな勝手な仮説を立てているの。

実証のための共同実践者を求む!

って看板立てたいくらい。

集ったら面白そうでしょ。

集団で泣いているの。

それがお仕事なの。

 

ていうかもうすでにどこかにこの看板

立ってたりして。

わたしもすでに名乗りをあげた

共同実践者のひとりなのかもしれない。

で、そんなわたしたちを遠くの彼方から

いいぞいいぞ!って明るく見守っている

にこにこした誰かがいるんだったりして。

なんてね。